真冬のギプス+松葉杖で雪道対策メモ(足指の骨にひび)

どうする真冬の雪道通学(ギプス+松葉杖)

この記事は、真冬にギプス+松葉杖で通学に挑むために試行錯誤したひと冬の記録です。
(手作りおもちゃや工作とは一切無関係です)

ある冬の日、高校生の息子が足を負傷して帰宅しました。
翌日受診すると、足の小指(第五中足骨頭)にヒビが入っているとのこと。突然のギプス&松葉杖生活スタートです。

怪我をしてしまったものは仕方がない。
しかし現在、大雪警報が頻発する真冬の2月初め。
外は雪道であり、彼の通学行程はバス+鉄道で片道一時間強である。

うまく除雪された状態の歩道でこれ↑だが、ひとたび雪がふれば当然、歩道など消えてしまう。

↑2月なら一晩でこのくらいは降る。車でさえ埋まるというのに……ムリだろ……松葉杖……

対策1、ギプスの上に靴カバー

色々試してみたが、ギプスの上からはどうやっても靴を履くことはできなかった。ギプスが巨大でつま先部分が入らない。

夏なら大きいサンダルを履いたり、ギプスシューズを履いたりできるが、雪道にそんな装備では弱すぎる。濡れるし滑るし、そもそもギプスシューズが近くに売ってなかった。

しかもギプスからはみ出た足指先は丸裸の状態……外はマイナス10度だ。いくらなんでも寒すぎる。しもやけ必至である。

こんな時は、助けてDAISO!ということで100円ショップへ。

購入したのはこちら↑
靴カバー、靴底修理材、靴底補修ボンド。こども用ふわふわマフラー(写真なし)

靴カバーの底に、ボンドで靴底をつける↑
靴カバーは1足分(つまり2つ)入っていたので、外用と校内用にします。靴底補修材は買い足しました。

靴カバーならギプスがすっぽり入りました。これなら濡れても大丈夫!
靴底もつけたから氷道でも破けることはないはず!(実際問題なしでした)

外を歩く用と、学校の中で歩く用の2足使い。
完治までの間に、外用が2つ破けました。なので靴カバーは追加購入。

対策2、足のつま先にマフラーで半靴下

足のつま先は、こども用ふわふわマフラーを切って縫って、半靴下状態に。平ゴムをつけたりはしません(面倒だし、上から靴カバーつけるから外れない)
外気温はマイナス10度、これで問題なしでした。

対策3、雪道は無理しない

(対策でもなんでもない……すみません)

だけど、実際に雪道での松葉杖は難しかったようです。

踏み固められる前の雪道では、杖を突いた先が雪に埋まってしまう。
踏み固められた雪道は、部分的にボコボコ不安定。バス停前はツルツルのボコボコ。

病院で「松葉杖の先にスパイクがついているので氷道でも大丈夫ですよ」と言われたのですが、室内では使えないものなので、いちいちスパイクをセットするのが手間であまり使わなかったそうです。
(松葉杖の先に尖った金属が着脱できる氷道用の松葉杖スパイク)

大雪の日は学校を休みました。ムリです。全治一か月強のあいだ2回ほど休むことに。

鉄道は階段があるので、事前にエレベーターの場所を調べてそちらを使うようにしました。

バスや鉄道の中でこれがあると便利だったそうです↓

座ったとき、左右の松葉杖をマジックテープでまとめると杖の管理がしやすくなります。
車体が揺れると一本だけバターンって倒れたりしますからね。怪我してると拾うのも大変だし。

DAISOです。ありがとうDAISO。1つ松葉杖に巻いておくと便利。

対策4、脇にふわふわカバー

松葉杖通学一週間ほどで、「脇が痛い」と訴えるようになりました。脇に杖が当たって痛むらしい……

助けてDAISO!

購入したのは、食器用ネットスポンジ(6コ入)とi Pad miniケース2こ。

スポンジで松葉杖をはさんで適当に糸で固定し、i Pad miniケースをかぶせました。

「脇、痛くなーい」ということで解決。ありがとうDAISO。

使っていた松葉杖のサイズです↑
i Pad miniケースがシンデレラフィット!

対策5、ギプス底にスポンジ

4週間くらいで松葉杖なしで歩いていいよと許可されましたが、まだ完治というわけではなくギプス生活は継続です。

ギプスがじかに床につくと、衝撃で皮膚とギプスがすれて痛むらしく、スポンジをギプス底にテープでとめてから包帯を巻いていました。

ふわふわのスポンジでサスペンションがわりに。

対策6、重い教科書や参考書をスキャン

リュックに大量の教科書を持って通学していたため、足への負荷を減らすためにできるだけ教科書類は学校に置きっぱなしにすることにしました。

そのために、この先授業で学ぶ一か月分くらいの教科書をタブレットにスキャンしました。
家でやる宿題はタブレットを見ながらです。

進捗状況により、すべての教科書や参考書をスキャンできるわけではありませんでしたが、リュックはかなり軽くなって足への負担も減りました。

完治!

完治まで5週間かかりました。やれやれ。

ひびが入った翌日の状態。左が腫れています。

怪我は突然するものだからしょうがないとはいえ、大雪降りしきるなか除雪をしていざ病院に行こうとしたら車のバッテリーが上がるなどして、無駄にバタバタと大変でした。治療費も初診15000円くらいかかってビックリ。
通学も朝だけ駅へ車送迎することも多かったです。早起きして送迎の前に車まわりの雪かきして弁当作って雪道怖い怖い言いながら運転して朝からグッタリ。真冬の怪我は本当に大変です。

今回は真冬のギプス+松葉杖ならではの工夫を凝らしました。がんばったのでメモがわりに残しておきます。
真冬に同じようなことになり、こちらの記事にたどり着いた方、この屍を乗り越えてがんばってください。どうぞお大事に。

来年は平穏に冬を越せますように。