ペットボトル工作ゴム動力車 小学生夏休み工作

ペットボトル工作

ゴムの力を利用したペットボトル工作です。

後ろに引くと走り出すゴム動力のシンプルなプルバックカーを作りました。

きちんと動くために作るには、あなの大きさ、あなの位置、ゴムの調節などが必要です。シンプルな見た目ですが、意外とめんどくさくて、むずかしい工作です。

ペットボトル工作プルバックカーの材料

材料はペットボトル(500ml)、
ペットボトルキャップ5コ、
太めの輪ゴム2本、
ビニールテープ、竹ひご、キリなど

作り方1 ペットボトルを切って車両本体を作る

洗って乾燥させたペットボトルを、カッターで半分に切ります。

ペットボトルを切る

ペットボトルの種類により、切りにくい形や厚みのものがあります。

どうしても切れないなら無理をせず、おとなに手伝ってもらいましょう。

作り方2 ペットボトルキャップでタイヤを作る

ここが一番大事な作業です!

ペットボトルのフタ5個にキリなどで穴をあけます。

このとき、できるだけまん中にあなを開けます。 コンパスやじょうぎを使って、どまん中をねらいましょう!

フタ4つは、竹ひごがギリギリ入るくらいの 大きさにあけるのがベスト。

残り1つのフタは輪ゴムが通るくらいの大きさにあけますが、これは穴の位置も大きさもてきとうで大丈夫。

ペットボトルキャップ4つをタイヤにする
あなをあけるのがむずかしい時は、おとなにやってもらいましょう

3 竹ひごを切り、ペットボトルに穴をあける

竹ひご2本をハサミで切ります。

下の画像を参考に、タイヤの幅よりも1センチくらい長めに切ります。

あまった短い竹ひごは 後で使うので取っておいてください。

ペットボトルにあける穴はタイヤの位置に竹ひごの大きさの穴

タイヤの軸(竹ひご)を入れるための穴を、ペットボトルに4ヵ所あけます(上の写真のように、あなをあけましょう)必ずじょうぎなどで計り、左右対称の位置にあけましょう。

穴をあける前にタイヤを位置を確認してみるとうまくいくよ

作り方4 竹ひごに輪ゴムをつける

輪ゴムを画像のように通して、竹ひごに輪ゴムを固定します。

同じ方法で、固定した輪ゴムに もう1本の輪ゴムをつなげます。

動力になるゴムをつける

輪ゴムがついている方が後輪の軸になります。(画像はわかりやすいように細い輪ゴムをつけてますが、実際は太めの輪ゴムです)

作り方5 ペットボトルにタイヤをつける

穴をあけたペットボトルのフタに竹ひご(輪ゴムつき)を通し、ペットボトルの後ろの穴2つに通して、後ろタイヤが完成。

タイヤをつけたらペットボトルが車の形になった

後ろのタイヤの竹ひごについている輪ゴムをしっかりつかみ、ペットボトルの飲み口の穴に輪ゴムを通し、 輪ゴムが通る大きさにあけたフタにも通し、短い竹ひごに引っかけて固定します。(むずかしい作業です。がんばって!)

短い竹ひごをセロテープなどで固定し、ペットボトルのフタをしめる。

(写真を撮る順番をまちがえたので)上の画像では前タイヤがついていますが、前タイヤは一番最後につけます。

作り方6 ペットボトルにビニールテープを巻く

↓こんな感じになっていると思うので、本来のペットボトルの形になるようにビニールテープでくっつけます。

ペットボトルにビニールテープをまく

ゴムの力でビヨーンってなるので、あせらず、ゆっくりまきつけます。前タイヤをつけて完成!

ペットボトルゴム動力車のコツや補足など

この工作の最大のポイントはタイヤの穴あけ作業です。
4つある全てのタイヤのまん中に穴をあけないと、うまく走ってくれません。 コンパスやじょうぎなどの道具を使って、工夫して穴を開ける必要があります。

さすがにこのままだと地味なのでペイントや羽などでかざってかっこよくしてください。ただし、かざりは重くなりすぎないようにしないといけません。

【補足】タイヤが外れやすかったら、ボンドでしっかりとめて一晩おきましょう。

【補足2】軸が原因でうまく走らない場合、ペットボトルにあけた4つの穴にストローをさしこみ その中に竹ひごを通すと安定します。微調整は自分なりに工夫してみてください。

【補足3】タイヤに、ゴムなどの摩擦力のあるものをつけると走りがよくなります。

このまま工作として提出してもいいし、簡単な作り方を図解(絵と文で説明)して自由研究にしてもいいですね。

なぜ走るのかを考えて説明文をつければ立派な自由研究になります。

この工作は、あなの大きさ、タイヤの穴の位置、輪ゴムの長さによって、動きが大きく変わってしまいます。
うまくいかなければ、材料を変えてやりなおした方が完成が早まるかもしれません。